救いを与えるフリした新たな搾取(第4回)
不信感を煽るビジネス
なぜ、洗剤やゴキブリ駆除剤に過ぎないホウ砂が、これほどまでに受け入れられてしまうのか。その背景には、人々の心に深く刻まれた「ワクチンや公的機関、現代医療に対する強烈な不信感」を巧みに利用するマーケティング手法が存在します。単なるおかしな健康法の枠を超え、政治的な主張や既存社会への敵意と結びつくことで、事態はより根深く、悪質なものへと変貌を遂げています。
今回は、医療不信を燃料にして人々の心の隙間に入り込む、彼らの悪質なパターンを解剖します。
ホウ砂を蔓延させる無責任医師
Section titled “ホウ砂を蔓延させる無責任医師”反ワクチンを掲げる医師が遊び半分で公開したのがホウ砂でした。新型コロナウイルスワクチンで逆張りに成功して味をしめたのです。
周囲をキョロキョロと見回しながら他人のブログを盗用した情報を元に、常識でないことを言えば、世の中を覆す天才のように見られてチヤホヤされて気分が良くなりました。
発信している人物を見ると、精神科医を名乗る者がなぜかいます。精神科医は普段から得体の知れない薬を患者に飲ませており、患者が永久に救済されることがありません。存在意義の最も疑われる診療科です。
精神科医はウイルスやワクチン、感染症と何の関係もありません。身体の健康と関係が薄い分野で、歯医者以上に関係がないはずなのに、単に目立ちたい一心でしゃしゃり出てきているのです。
精神科医になった理由を精神科医たちに尋ねると、口をそろえて「人の心に興味があるから」などと嘘を並べ立てます。
しかし、その薄々の嘘を剥がして見えるのは「処方箋という紙切れを渡すだけで簡単に金が入るし、被害が出ても『狂った患者のせい』と責任をなすりつけられるから安心」という無責任さです。
時々、患者に殺される精神科医がいますが、気軽に患者を苦しめ自分で撒いた種を自分で刈り取っているだけなのです。
彼らには、無責任な姿勢で人体実験をしているような感覚が無意識に確実にあります。ときどき患者が事件をおこしたりしていますが、原因は制御に失敗した医師にあります。医師は無罪で全部患者が悪いとマスコミと裁判所は守ってくれますが、その優遇が彼らの無責任さを増幅させています。
健康被害が起きても「自分は責任を追及される対象ではない」と無意識に思い込んでいるため、変な薬を持ち出すことに抵抗がありません。
彼らは精神科医の肩書きが格好いいと勘違いしているようですが、「無責任さを自ら標榜している」とみなすのが騙されないためにも安全です。
しかも、精神科医を標榜する反ワク医師がドヤ顔で語る説は他人の盗用情報が基礎になっており、自分で実験や研究を自分の体で行ったわけでもありません。さらに、盗用した情報を精査しないどころか、盗用した情報の中に「ホウ砂が効く」「高額商品が効く」と嘘を巧妙に混ぜ込んでいたりするのでより無責任かつ悪質です。
人々は、ただの無責任男を、国家資格を持ち、ワクチンに反対し正しいことを証明した稀代の天才だと勘違いし、その内情を知らないまま毒をあおるようになってしまいました。
ゲルマニウムやフルボ酸も同様の毒であり、売名や遊びの金儲けの一環として医師たちが毒物をばらまいています。
「隠された真実」という甘美な対立構造
Section titled “「隠された真実」という甘美な対立構造”ホウ砂をはじめとする極端な毒を推奨する人々は、わかりやすい対立構造を作り出します。
政府や製薬会社は高価なワクチンや薬品を売りつけるために本物の治療法を隠していると主張し、恐怖心を過剰に煽ります。そして、安価で手に入るホウ砂を使われたら医療機関が儲からないから、彼らは危険だと嘘をついて弾圧しているという物語を仕向けています。
ワクチンをはじめとする既存のシステムで酷い目にあい、絶望や無念を抱えてきた人々にとって、「自分たちは真実を知る選ばれた存在だ」という演出は、傷ついた自尊心を刺激する強力な毒となります。
「デトックス(解毒)」という言葉で騙す
Section titled “「デトックス(解毒)」という言葉で騙す”彼らが頻繁に口にするのが「解毒(デトックス)」というフレーズです。
ワクチンによって体内に持ち込まれた有害物質や重金属を、ホウ砂が強力に洗い流してくれるといった理論を展開します。
健康を取り戻したい、身を守りたいと願う人々の切実な想いを踏み台にし、本来なら口にしてはならない工業用化学物質を浄化のツールとして差し出す行為は、救済ではありません。
確かに、コロナワクチンは大きな被害を出した毒です。対策は医師の入れた毒の排出を促すことであり、手術で内臓を切り刻んだり、お薬を飲んだり、放射線を浴びたりすることではありません。これは事実です。
しかし、反ワクチン医師たちは、その毒を排出させようと別の毒を飲ませようとしてきます。毒を排出するためにさらに毒を摂取するのは火に油を注ぐ行為でしかありません。
専門家の警告さえも「信条」へ変換するカルト性
Section titled “専門家の警告さえも「信条」へ変換するカルト性”「それは毒だから飲んではいけない」と既存の医療関係者が良かれと思って止めても、彼らはワクチンの大惨事を引き起こした主犯です。
医師たちは自らの起こした被害を直視せず逃げ回るだけで、ワクチン後遺症の治療法を提示することができません。それどころか、知らんふりを決め込み、ワクチンで発癌した患者に、治療と称して発癌性の薬品を注入して殺害を続けている始末です。彼らはすでに信用どころか判断能力を失っており、何を言っても説得力を持ちません。
そのため、「ホウ砂の摂取は急性中毒や内臓障害を引き起こすためやめろ」と既存の医師たちが強く警告を発すれば発するほど、このビジネスはかえって強くなるというタチの悪さがあります。
指示役やインフルエンサーたちは、そうした警告すらも「ほら見ろ、真実を突かれた彼らが焦って弾圧してきた」とすり替え、支持者の団結を高める材料に利用してしまうのです。
一度この思考の罠に陥ると、周囲の親しい人々やまともなアドバイスはすべて洗脳された者の戯言に見えてしまい、孤立した信者はより一層、ホウ砂を勧める教祖へ依存していくことになります。
ホウ砂を否定すると工作員扱い
Section titled “ホウ砂を否定すると工作員扱い”ホウ砂の危険性を指摘したり、飲用を止めようと忠告したりすると、彼らは即座に相手を「工作員」や「製薬会社の手先」と認定して攻撃を開始します。
「利権側にとって都合が悪いから潰しにきた」 「真実から目を逸らさせるための工作だ」
と決めつけ、指摘を遮断するのがおなじみのやり口です。
これは、かつてワクチンを否定する人々に対し「低学歴・低収入」と罵って会話を拒絶し、人格否定でマウントをとっていた構造と同じです。
こうしたレッテル貼りによって批判者を排除し、コミュニティ内の異論をシャットアウトすることで、信者たちの盲信をより深めていく手法が徹底されています。
救いを与えるフリをした新たな搾取
Section titled “救いを与えるフリをした新たな搾取”人々の恐怖や怒りをエネルギーにして自らのコミュニティを拡大し、アクセス数や関連商品の販売、あるいは個人的な影響力を高めていく者たち。
医療の犠牲者に寄り添う聖人のような言葉を吐きながら、その裏で、不安に怯える人々へ体内で毒に変わる物質を売りつけ、新たな健康被害を生み出しています。
次回は、ホウ砂を飲んで体調を崩した際に、彼らが必ず言い放つ逃げ道――「好転反応」という言い訳の汚い正体に迫ります。
